トランプ氏が日鉄買収に悲嘆 「バイデンと一緒では米国は鉄鋼産業を失う」

トランプ氏は、自分は米国の鉄鋼産業を発展、繁栄へ導いたのに、バイデン氏が状況を一変させたと非難し、「この男と一緒では、米国は鉄鋼産業を失ってしまう」とUSスチールの日本製鉄による買収に危惧感を露わにした。 トランプ氏は13日の夜、同社の本社があるペンシルベニア州での支持者集会でこう発言した。
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トランプ氏は「バイデン政権下で、50年前、世界有数の企業だったUSスチールが日本に売却されていく。日本よ、おめでとう」と皮肉り、自身が次期大統領になった際には相互通商法を通すと約束した。
米鉄鋼大手USスチールは4月12日、オンラインで開いた臨時株主総会で賛成率は98%超で日本製鉄による買収提案が承認されたと発表した。
これより前、ブルームバーグは消息筋情報として、米法務省は、日本製鉄による自国鉄鋼大手USスチールの141億ドル規模の買収合意の締結状況が独占禁止法に違反していないかを調べる拡大監査を開始したと報じた。ブルームバーグが消息筋情報として報じた。
ブルームバーグによれば、米法務省は買収合意締結について独占禁止法に基づいた補足情報の提供を要請した。ブルームバーグは、独禁法監査のために買収取引の成立が11月の米大統領選挙の終了を待たざるを得ない恐れが出てきたと報じている。
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