イスラエル・パレスチナの紛争激化

【視点】イスラエルはイランに報復攻撃を行うか? 専門家の見解

4月13日から14日にかけての深夜、イランは今月1日、イスラエルが在シリア・イラン総領事館へ攻撃を行ったことへの報復として、イスラエル領内を攻撃した。スプートニクは専門家に取材し、イスラエルがこれにさらなる報復をするかどうかについて見解を伺った。
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イスラエルの報復はあると、ロシア人政治学者のルスラン・クルバノフ氏はスプートニクからの取材に語っている。なぜならイスラエルの領土にこれだけの足並みをそろえて、大規模の攻撃が加えられたことは史上、かつてなかったからだ。
「深夜の攻撃はイランのみならず、イランを代理する複数の方面から加えられている。これに報復を行わないとすれば、絶対的なアンタッチャブルな国家、というイスラエルのイメージの破滅を意味する」
ルスラン・クルバノフ氏
ロシア人政治学者
ロシア人政治アナリストのパーヴェル・シピリン氏は、イスラエルはこの先の行動で、国家としてどれだけ成熟しているかが問われるとして、次のように語っている。
「一番心配なのはまさにこれが今から始まる。イスラエルがこれにどう反応を示すかということだ。シリアに置かれた(編集:イランの)在外公館を攻撃し、国際法に違反したことをイスラエルがわからないはずはない。この攻撃に対するイスラエルの報復はいろんな形がありうる。だが、イラン自体は戦争を望んでいない。イランは背中を押され、それに抵抗しているが、報復をせざるを得ない状況に追い込まれている」
パーヴェル・シピリン氏
ロシア人政治アナリスト
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