イスラエルの報復はあると、ロシア人政治学者のルスラン・クルバノフ氏はスプートニクからの取材に語っている。なぜならイスラエルの領土にこれだけの足並みをそろえて、大規模の攻撃が加えられたことは史上、かつてなかったからだ。
「深夜の攻撃はイランのみならず、イランを代理する複数の方面から加えられている。これに報復を行わないとすれば、絶対的なアンタッチャブルな国家、というイスラエルのイメージの破滅を意味する」
ロシア人政治アナリストのパーヴェル・シピリン氏は、イスラエルはこの先の行動で、国家としてどれだけ成熟しているかが問われるとして、次のように語っている。
「一番心配なのはまさにこれが今から始まる。イスラエルがこれにどう反応を示すかということだ。シリアに置かれた(編集:イランの)在外公館を攻撃し、国際法に違反したことをイスラエルがわからないはずはない。この攻撃に対するイスラエルの報復はいろんな形がありうる。だが、イラン自体は戦争を望んでいない。イランは背中を押され、それに抵抗しているが、報復をせざるを得ない状況に追い込まれている」