露国連大使、イランのイスラエル攻撃の当事者に自制を要求 一方で西側代表の発言を非難

イランによるイスラエル攻撃を受けて開催された安全保障理事会の緊急会合で、ロシアのネベンジャ国連大使は、イランによるイスラエル攻撃に関与した当事者すべてに自制を求めると表明。一方で、会合における西側代表の発言は偽善とダブルスタンダードのオンパレードだと非難した。
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「中東地域の現場の緊迫した状況と、紛争が地域的な対立に拡大する明白なリスクを踏まえ、今回の攻撃の当事者すべてに自制を求める」

また、ロシアはイスラエルに対し、中東における軍事行動を放棄するよう要求。「我々は、イスラエルとの戦闘行為をこれ以上エスカレートさせたくないというイランのシグナルに留意する」と強調した。
さらに、ネベンジャ氏は、イランのイスラエル攻撃は突然起こったわけではなく、4月1日の在ダマスカス・イラン総領事館攻撃への国連安保理の恥ずべき無策に対する反応だったとの考えを示した。
ネベンジャ氏は、在ダマスカス・イラン総領事館攻撃に関してロシアが提案した国連安保理声明案の審議を米国・英国などが拒否したことに言及し、今日の安保理会合における西側代表の発言は偽善とダブルスタンダードのオンパレードだと非難。同氏は、西側の公館が攻撃を受ければ、西側はためらうことなく報復措置を講じ、安保理で自らの主張を証明するだろうと指摘した。
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