グルジアで「外国の代理人法」に反対する集会が開催、11人が拘束

グルジア(ジョージア)の首都トビリシでは外国の代理人に関する法案に反対する抗議集会が開催された。集会では市民が警官隊に石やビンなどを投げつけ、衝突に発展した。グルジア内務省によると、この衝突で警官1名が負傷し、病院に搬送された。その後、治安当局は11人の市民を拘束した。
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グルジア議会では現在、外国の代理人に関する法案(「外国による影響の透明性に関する法律」)が審議されている。この法案を巡り、議会では15日、野党議員が与党議員に襲い掛かる事態にまで発展していた。この騒動後、野党は市民に抗議活動の開催を呼びかけていた。
この法案では収益の2割以上を外国から得る非営利団体、マスコミを政府の一覧に登録する事が規定されている。また、「外国の利益」を追及する組織を全て登録することも盛り込まれている。
この法案はグルジアで「ロシア法」(通称、「外国の代理人に関する法律」)と批判されているものの、ロシア大統領府のペスコフ報道官は批判に応え、こうした法律を初めて制定したのは米国であり、同様の法律は世界的に見られると反論した。
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