イランメディアによると19日、中部イスファハンの空港近くで少なくとも3回の爆発があり、軍の対空防衛システムがドローンに対応した。国営IRNA通信は、対空防衛システムは国内の他の複数地域でも作動したと伝えた。
米メディアは当初、イランの施設をミサイル攻撃と伝えていたが、イラン側は否定。爆発音はイラン軍の対空防衛システムによるもので、損害も発生していないとしている。
イランのタスニム通信は、イスファハンのイランの核施設は、完全に安全な状態にあると伝えた。その後、米CNNは米高官の話として、「イランの核施設はイスラエルの攻撃目標ではなかった」と報じた。
米ブルームバーグ通信によると、イスラエルは今後24~48時間以内にイランへの攻撃を行うと米側に予め伝えていた。
米FOXニュースは軍事筋の話として、攻撃は「限定的だった」と指摘。また、CNNは米国防省関係者の話として、「米国はイスラエルのイラン攻撃を支援しなかった」と伝えた。
イラン攻撃が報じられるなか、イスラエル北部でも防空警報が発令された。
映像は防空システムが作動したイラン北部のタブリーズの様子として、タスニム通信が紹介したもの。19日早朝に不審な飛行物体が撃墜されたが、その後の状況は落ち着いているという。