イズベスチアは19日、同社の従軍記者セミョン・エレミン氏が特別軍事作戦の展開地域でFPVドローンの攻撃によって死亡したと発表した。エレミン氏はマリウポリ、アゾフスタル工場、マリンカなどで取材を行っていた。イズベスチアによると、エレミン氏は特別軍事作戦の展開地域で一度ならず命の危険にさらされた。
「我々はこの意図的かつ冷血なジャーナリスト殺害を、ゼレンスキー政権の醜いテロリスト的本性を裏付ける新たな証拠とみなしている。ゼレンスキー政権は、そのレポート、コメント、記事によって国際社会に向けて真実を明らかにし、キエフ政権の戦闘員らの犯罪に関する疑う余地のない事実を提示するロシアのマスメディアの代表者、従軍記者、公人らの正真正銘の狩りを開始した」
ザハロワ氏は、エレミン氏殺害は「ジャーナリストとしての誠実な職務遂行に対する復讐行為以外の何ものでもない血塗られた犯罪」だと強調した。
同氏はまた、ロシアは関連する国際組織と人権団体に対して、ロシア人ジャーナリストが再び無慈悲に殺害されたことを迅速かつ断固として非難するよう求めるとし、「彼らはその習慣となった沈黙によってキエフにメディア代表者に対するさらに恐ろしい新たなテロ攻撃についての『白紙委任状』を与えており、それによって自らも彼らの共犯者になっている」と指摘した。