福島第一処理水の5回目放出開始 トリチウム濃度基準値以下

IAEA(国際原子力機関)は19日、東京電力が同日に開始した福島第一原発にたまる処理水の5回目の海洋放出について、海水で希釈されたALPS処理水に含まれるトリチウム濃度が1リットル当たり1500ベクレル未満とした日本の運用基準を大幅に下回っていることを確認したとの声明を発表した。
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処理水が海水で希釈された後、IAEAの専門家が現地で分析を行ったという。
東京電力は19日、5回目の海洋放出を開始した。報道によると、福島第一原発では現在130万トンを超える処理水が保管されている。処理水の放出は昨年8月に始まり、4回で計3万1145トンを海に流した。今回もこれまでと同じ約7800トンを5月上旬にかけて放出する予定だという。
IAEAのグロッシ事務局長は3月、福島第一原発を訪れ、処理水の放出設備を視察した。報道によると、グロッシ氏は計画どおり放出作業が行われていると評価した。
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