岸田首相は5月2〜3日にフランスで開かれる経済協力開発機構(OECD)の閣僚理事会で議長国として演説するという。NHKによると、自身が掲げる「新しい資本主義」の取り組みを説明し、自由で公正な経済秩序の維持・強化の重要性を訴える見通し。
また共同通信によると、同会合では、生成AI(人工知能)を巡る国際的なルール形成の枠組み「広島AIプロセス」への賛同国の拡大や、具体的な取り組みを推進するための「フレンズ(友好国)」会合新設の提唱を検討している。
一方、今年のG20議長国であるブラジルでは、首脳会談を行う予定。国際情勢をめぐる対応での連携を確認するほか、2国間での経済協力なども深めたい考えだという。南米で唯一台湾と外交関係があるパラグアイとも、関係強化を図る方針。