ネタニヤフ氏は、ユダヤ人のエジプト脱出と400年にわたる奴隷状態からの解放を祝うユダヤ教の祝日ペサハ(過越祭)の始まりに際し、国民に向けて演説し、ハマスが人質解放と引き換えに停戦合意を求める全ての提案を拒否したと強調した。同氏によると、合意形成を妨げているのはハマスだけだという。
「我々はまもなくハマスに痛ましい追撃を加える。今後数日のうちに我々はハマスに対する軍事的・政治的圧力を強化する。これが人質を解放し、我々の勝利を達成する唯一の方法だからだ」
米メディア・アクシオスは20日、3人の米情報筋の話として、ブリンケン米国務長官が、ヨルダン川西岸での人権侵害を理由に、イスラエル国防軍内の超正統派「ネツァ・イェフダ」大隊に対する制裁措置を近く初めて発表する可能性があると報じた。この制裁により、同大隊とその隊員は米軍の支援や訓練を受けることが禁止される。
これに対し、ネタニヤフ氏は、国の安全保障におけるイスラエル国防軍の並外れた役割を強調し、制裁の可能性に対して「徹底的に戦う」との考えを示した。