木原氏は、記者団に対し「回収された2個のフライトレコーダーからデータを取り出すことができ現在解析中ではあるが、現時点において、飛行中に機体に異常があったことを示すようなデータは確認されていない」と述べた。
毎日新聞によると、海上自衛隊は「人的要因によって2機が空中で衝突した可能性」も視野に入れ、事故原因の究明を進めているという。
また時事通信は、防衛省関係者の話を元に、機体の接近を警告するアラートが作動したかは確認できていないと報じている。
一方、岸田首相は22日の衆院予算委員会で、事故を巡り「任務遂行のための厳しい夜間訓練のさなか、大切な隊員を失ったことは痛恨の極みだ」と表明。「重大事故の発生を重く受け止め、自衛隊機の安全な運航に万全を期していきたい」と語った。