円相場、一時1ドル=154円85銭まで下落

週明け22日のニューヨーク外国為替市場で、円安が一段と進み、一時1ドル=154円85銭をつけた。1990年6月以来、約34年ぶりの円安ドル高水準をまたもや更新した。
この記事をSputnikで読む
NHKなどによると、このところ米経済が堅調なことや、先週、米連邦準備制度理事会(FRB)の高官から利下げに慎重な発言が相次いだことから、日米の金利差が意識されドル買い円売りの動きが強まった。
先週19日、イスラエルがイランを攻撃したことにより投資家のリスク回避の動きが強まり、一時、1ドル=153円台まで円が買い戻される場面もあったが、攻撃の範囲は限定的で、イラン側に報復の意思はないことが伝わっている。
中東情勢の緊迫化への警戒感が和らぎ、リスク回避の動きが緩んだことにより、円売りドル買いが進んでいる。
コメント