西側諸国によるウクライナへの兵器供与

【解説】米国がウクライナに供与予定の兵器とは?

米上院は23日、ウクライナに約610億ドル相当の支援を新たに行うための予算案を採決する予定。これを受け、メディアは支援内容を明らかにし始めた。スプートニクは、米政府がウクライナにどのような支援を行う意向なのかを調べた。
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米当局者はポリティコに対し、最初のトランシェ(部分)には1970年代と1980年代の技術で製造された時代遅れの軍用車両「ハンビー」や装甲兵員輸送車「M113」が含まれると語った。ロシア軍はこのような装備を戦場で大量に破壊している。
BBCによると、米国はさらに多くの高機動ロケット砲システム「ハイマース」用の砲弾、歩兵戦闘車「ブラッドレー」、155ミリ砲弾を供与、また戦車を提供する可能性があるという。
米当局者はロイター通信に対し、近々提供されるトランシェには弾薬、防空システム、長距離ミサイル(ATACMSの可能性がある)が含まれると述べた。一方、専門家らは、前線でウクライナは主導権を失っているため、支援は「あまりにも遅すぎる」との考えを示している。
過去2年間にウクライナの森やステップ(草原)では複雑で高価なNATOの装備品がロシアの航空機、砲、ドローン、爆弾によって破壊された。
ナショナル・インタレストは3月、米国と欧州がウクライナに供与した兵器の大部分は「ゴミと大差なく」、その耐用年数は満了に近づいており、込み入ったメンテナンスが必要だと報じた。
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