米国連大使、ロシアに核戦争の責任転嫁を試みる 長崎訪問を引き合いに

米国のトーマス・グリーンフィールド国連大使は国連安全保障理事会で、自身が先週訪問した被爆地・長崎を引き合いに出しながら、「核兵器の恐怖」に対する責任をロシアに転嫁しようと試みた。
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先に、ロシアは24日の国連安保理で、日本と米国が共同提出した宇宙空間に核兵器などを配備しないよう求める決議案に拒否権を発動した。これは、安保理が大量破壊兵器だけでなく、あらゆる種類の兵器を宇宙空間に配備することを永久に禁止するロシアと中国による修正案を決議文に盛り込んでいなかったためである。
「私は日本への旅行から戻ったところで、光栄なことに、原爆が投下された長崎を訪問することができた。それは、戦争の惨禍を防ぎ、核兵器の恐怖を二度と経験することがないようにするという我々の深い責任を思い出させるものだった」
「残念ながら今日、ロシアはこの責任を放棄した」。グリーン・フィールド氏は、ロシアが決議案を阻止した後、このように述べた。
グリーン・フィールド氏の言葉に、ロシアのネベンジャ国連大使が反応した。
「その原爆投下を行ったのは誰か、教えていただけるだろうか?人類史上唯一のことだ。あるいは、日本の同僚が教えてくれるかもしれない。私の記憶では、原爆投下を行った国を名指ししたことは一度もない国だ。まるで広島と長崎に投下された核爆弾は本当に宇宙からやってきた、あるいはどこからともなくやってきたかのようだ」
トーマス・グリーンフィールド氏は19日、長崎市を訪問した。
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