電車が衝突したマンションの一部を残す形で整備された慰霊施設「祈りの杜」では、発生時刻の午前9時18分に遺族や負傷者、JR西日本の幹部などが黙とうをささげた。
読売新聞によると、JR西日本の長谷川一明社長は「事故を風化させてはならない、事故を繰り返してはならないとの思いを心に刻み、社員一人一人が鉄道の安全を追求するために努力を積み重ねることを誓う」と述べた。
2005年4月25日、兵庫県尼崎市のJR福知山線の塚口〜尼崎間で、快速電車が制限速度70キロの急カーブに116キロで突っ込んで脱線、線路脇のマンションに激突した。