国防次官は24日、ワシントンの戦略国際問題研究所で講演した際、地上発射用に改造された空対地弾薬はロシア軍の電子戦により性能が低下し、ウクライナ軍がその後の使用を拒否したと述べた。高官は具体的な弾薬名については言及しなかったものの、こうした特徴に合致するのはGLSDBだけだという。
先にヌーランド国務次官(当時)はウクライナを訪問した際、GLSDBはすでに輸送中であるとし、ロシア側へのサプライズを用意したと表明していた。
GLSDBはボーイング社とサーブ社が共同開発したミサイル。爆弾にロケット・エンジンを追加し、多連装ロケット システム「HIMARS」から発射できるよう改良した。ウクライナへの供与は2023年初めに発表されていた。