福島第一原子力発電所では1号機から3号機で溶け落ちた核燃料デブリを冷やすために注ぐ水や、原子炉建屋に流れ込む地下水や雨水などが、高い濃度の汚染水となって発生し続けている。
東京電力は減少について、建屋周辺の地面をコンクリートやモルタルで覆う対策などが進んだためだとしている。
政府と東京電力は廃炉の工程表にある「2025年までに汚染水の発生量を1日100トン以下におさえる」という目標を達成したとしているものの、発生を完全に止める見通しは立っていない。
東京電力は建屋に大型のカバーを設置するなどして、2028年度までに1日およそ50トンから70トンにおさえることを目指している。