610億ドルの支援法案に反対票を投じたウクライナ出身の米連邦議員が祖国からの批判にこたえる

ウクライナ出身のスパルツ下院議員(共和党、インディアナ州)はキエフへの新たな支援策を支持しなかったため、祖国では激しい批判にさらされている。米紙ワシントン・ポスト(WP)が報じた。
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議員は北部チェルニゴフ(チェルニヒウ)で育ち、ウクライナ出身としては初の連邦議員となった。しかし、同議員はウクライナに対する610億ドルの追加支援法案を支持しなかった。これにより祖国では激しい批判にさらされている。
そこで議員はWP紙にメールを寄せて弁明を試みた。これによると、議員が果たすべき仕事は自国民の利益に貢献することであって、「どこぞの国の政府」ではない。また、「ろくでもない指導者を選出し、そのために非常に高い代償を支払っているウクライナ国民と前線の兵士には同情する」とも記した。
スパルツ議員は2022年、ゼレンスキー体制への支持を表明していたものの、後に同体制の批判に転じた。議員はゼレンスキー氏に対し、「政治遊びを止めろ」と呼びかけてきたほか、バイデン政権とゼレンスキー政権がウクライナ国民を「騙した」とも表明していた。
バイデン氏は24日、610億ドルのウクライナ支援法案に署名した。
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