ネタニヤフ氏、バイデン氏にICCの逮捕状発行阻止を求める

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は28日、バイデン米大統領に対し、国際刑事裁判所(ICC)がガザでの戦争に関連してイスラエル政府高官らに逮捕状を発行するのを阻止するよう協力を求めたという。米ニュースサイト「アクシオス」がイスラエル政府高官2人の話として報じた。
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ネタニヤフ氏は、28日に行われたバイデン氏との電話会談で懸念を表明したと指摘されている。
タイムズ紙は以前、ガザ地区でのパレスチナ人に対するイスラエルの戦争犯罪の疑いで、ICCがネタニヤフ氏本人、ガラント国防相、ハレビ軍参謀総長に逮捕状を発行する準備を進めていると報じた。
一方、ブルームバーグの報道では、米国とその同盟国は、ガザ地区でのイスラエルの行動に関連してICCがイスラエル高官に逮捕状を発行した場合、イスラエルとハマスの停戦合意が危うくなる可能性があることを懸念している。
ネタニヤフ氏はこの情報について、「イスラエル固有の自衛権を損なう」ICCのいかなる試みも決して受け入れないとコメントした。同氏はまた、イスラエル政府高官や軍関係者に逮捕状が発行される可能性について懸念を示し、これは「危険な前例となる」と付け加えた。
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