ジョンソン議長は2人と同じ共和党選出だが、3月のウクライナ支援予算などの成立をめぐっては、身内である同党強硬派から批判が出ていた。テイラー・グリーン議員は予算成立後、民主党に譲歩しすぎと批判し、採決の期限を定めずジョンソン議長の解任動議を提出していた。
米アナリストの観測によると、下院少数派の民主党会派はすでに解任動議に反対する姿勢を示しているほか、共和党も賛成は一部にとどまり、実現する見込みは薄いという。
米下院では昨年10月、「シャットダウン(政府閉鎖)」を避けるためにバイデン政権の民主党と妥協し、つなぎ予算を成立させたとして、マッカーシー前下院議長が米史上で初めて解任されていた。