品目別に見ると、コーヒーやペットボトル入りの水など、「酒類・飲料」が最も多く、全体の6割余りを占めたほか、オリーブオイルを含む「原材料」では、値上げ率が50%を超えるケースも目立つという。世界的な天候不順でコーヒー豆やオリーブが不作となり、原材料の高騰が大半を占めている模様。
調査会社によると、2024年1月から10月までに値上げされたり値上げが予定されたりしている7400品目余りのうち、およそ90%で原材料の高騰が要因となっているとのこと。さらに、外国為替市場で円安水準が長期化した場合、原材料を輸入する際のコストが増加し、秋以降に食品値上げの品目数がさらに増える可能性もあるとのこと。
なお、値上げ品目数は減少傾向にある。前年同月は837品目に達していた。値上げ品目数の減少は5か月連続。