「ロシアに強要したい」 マクロン大統領のウクライナ派兵めぐる発言について専門家が語る

マクロン仏大統領はウクライナへの部隊派遣をめぐる自身の意図に関して、不確実な状況を意図的に作り出している。国際人道政治研究所の専門家、ウラジミール・ブルーター氏がスプートニクのインタビューで指摘した。
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マクロン氏は先に、エコノミスト紙のインタビューで、ロシア軍が前線を突破し、ウクライナに支援が必要となった場合、フランスはウクライナに部隊を派遣する可能性があると述べた。同氏は「ロシア軍が最前線を突破し、ウクライナから要請があった場合、なお現在のところそれはないが、我々は当然ながら自問しなければならないだろう。そして私は、よく検討せずにこれを排除することは過去2年間から教訓を学ばないことを意味すると考えている」と語った。
ブルーター氏は「マクロン氏は戦略的不確実性について述べた。同氏は、フランス軍のウクライナ派遣がロシアとNATOの紛争を引き起こす可能性があるということをロシアが考慮せざるを得ない状況を作り出すことを望んでいる。なぜなら、そうすればロシアは特別軍事作戦を中止せざるを得なくなるからだ。それがマクロン氏の意図するところだ」と述べた。
一方、ブルーター氏は、ウクライナ側がこのような要請をできるのは米国との合意後のみだとの確信を示している。

「現在のところ、米国はNATOがウクライナへのフランス軍派遣に対する連帯責任を負うことを望んでいない」

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