極超音速兵器はマッハ5(音速の5倍、時速約6000キロ)以上で飛行するため、既存のミサイル防衛システムでは捕捉や迎撃が難しい。
毎日新聞によると、迎撃を想定しているのは、一定の高度まで打ち上げた後に弾頭(滑空体)を分離し、上昇と下降を繰り返しながら滑空させるタイプの極超音速兵器。日米両政府は滑空中でも迎撃できるようにするという。
2030年代半ばの完成を目指しており、日本は迎撃ミサイルの推進装置などの開発を担う。
昨年8月の日米首脳会談で、極超音速ミサイルを迎撃するための新型ミサイルを共同開発することで合意した。日米はこれまでに改良型迎撃ミサイル「SM3 ブロック2A」を共同開発している。