岸田首相、OECD閣僚理事会で貴重演説 テーマは「変化の流れの共創」

フランスを訪問中の岸田首相は2日、経済協力開発機構(OECD)閣僚理事会開会式で議長国を代表して基調演説を行った。演説のテーマは「変化の流れの共創」。演説は約10分間に及んだ。日本外務省が発表した。
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基調演説の要旨は次の通り。
多くの紛争が起きている。深刻化する気候変動や相次ぐ自然災害も大きな課題。
こうした国際社会の変化は世界経済にも影響している。「変化の流れの共創」の精神の下に結束し、国際社会が直面する危機を乗り超えることが重要。
日本は今後もより良い政策形成に向け、OECDと効果的に連携していく。OECDやその加盟国と共に大きな変化の流れを創っていく。
国際社会が大きく変化し、多極化や分断と紛争に直面する中、OECDにも変化が求められている。「共通の価値」を持つOECDが、世界の様々な地域の非加盟国へアウトリーチしていくことが一層重要。
OECDはAI原則の策定など国際的議論を主導してきた。広島AIプロセスの成果も踏まえ、安心、安全で信頼できるAIの実現に向けた議論を進める。
日本は数少ないアジアの加盟国としてOECDとアジア地域の架け橋となり、OECDが将来にわたって世界経済を主導するための貢献を果たしていく。
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