ドイツが直面する資本流出は「前代未聞の規模」

ドイツ最大野党のドイツキリスト教民主同盟」フィリードリヒ・メルツ党首は、同国で起きている資本流出は「前代未聞の規模」だと指摘した。メルツ氏はターゲス・シュピーゲル紙からのインタビューにこう語っている。
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「ドイツ経済は強力だ。だが、その中にも弱い面はあり、それを首相(編集:ショルツ氏)は後回しにしている。例えば、前代未聞の規模で起きている資本流出がそうだ」

メルツ氏は、ドイツ国民は「心理的には」経済そのものより、はるかに酷い状態に置かれていると指摘している。
ブルームバーグはこれより前、ドイツは多数の企業が閉鎖し、米中との競争に敗れていく中で、おそらく今、世界の工業超大国として終焉の日々を迎えているが、これに最後のとどめを刺したのが、ロシア産ガスの供給停止だったとする記事を書いている。
ドイツでは3月末、独のジャーナリストのヴォルフガング・ミュンハウ氏は反露制裁とロシアに反してウクライナを支持したことによりドイツ、EU諸国の経済は深淵の際に立たされたとする記事を著している。
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