「欧州に平和と安定が一日も早く戻ることを望んでおり、フランスや国際社会全体と協力して危機解決の方法を模索するつもりだ」
習氏は「ウクライナ危機が欧州の人々にとって混乱を意味することを理解している」と強調。しかし、中国はこの紛争の発端ではなく、関与していないと付け加えた。また習氏は、中国政府が平和的解決に関して常に建設的な役割を果たしてきたと指摘した。
「国連憲章の目的と原則の遵守、当事国の正当な安全保障上の利益を考慮したすべての国の主権と領土保全の尊重を繰り返し求め、また核兵器の使用が許されないことも指摘してきた」
習氏は5日にフランスに到着した。8日までの滞在日程で、マクロン大統領と会談する予定。また、欧州委員会のフォン・デア・ライエン委員長とも会談する。10日まで続く欧州歴訪の一環として、セルビアとハンガリーも訪問する。