「歴史は、紛争が交渉以外では解決できないことを示している。我々は全ての当事者に対し、対話を再開するよう呼びかける。我々は、ロシアとウクライナが承認し、平等な条件の下で開催され、バランスの取れた議論が可能となる国際平和会議の開催を支持する」
習氏の指摘によると、中国はこの紛争が第三国に責任を転嫁し、その評判を傷つけ、新たな冷戦を始めるために利用されることに反対している。
さらに、習氏はパリ五輪期間中の世界的な休戦にも言及。「中国は国連安保理常任理事国として、中国はフランスとともにパリ五輪を機に世界的な停戦を呼びかける」とした。
また中国外務省の発表によると、この直前に行われたマクロン氏、欧州委員会のフォン・デア・ライエン委員長との会談で、習氏はウクライナ危機に関して「中国、フランス、EUは早期の停戦と欧州の平和回復を望んでおり、危機の政治的解決も支持する」と述べた。
これより前、習氏は仏紙ル・フィガロに寄稿した中で、中国はウクライナの紛争の発端ではなく、これに関与していないと述べた。また、中国政府は平和的解決に関して常に建設的な役割を果たしてきたと指摘した。