イスラエル・パレスチナの紛争激化

ハマス、3段階に及ぶイスラエル人人質の解放に合意 イスラエル「要件から程遠い」

イスラム組織ハマスの最高指導者ハニヤ政治局長は6日、カタールとエジプトの仲介者に対し、ガザでの停戦案に合意したと伝えた。スプートニクが入手した文書によると、ハマス側は、停戦案の第一段階として、42日以内にイスラエル人人質33人を解放することなどに合意した。
この記事をSputnikで読む

合意案の要点

ハマスは停戦案の第一段階として、捕虜となったイスラエルの女性兵士全員をイスラエル刑務所の捕虜50人と交換する用意がある。
今回の合意により、少なくとも50人のハマス戦闘員が治療のためガザを離れることを認める。
この提案は、発効後2か月以内に戦闘の完全停止を求める。
ハマスが承認したイスラエルとの合意の第三段階では、ガザ地区の封鎖を完全に解除し、3~5年以内にガザ地区を再建させることを想定している。
一方、イスラエル政府は、ハマスの提案はイスラエルの必須要件からは程遠いとし、人質解放問題でハマスに圧力をかけるため、南部ラファでの作戦を継続することを全会一致で決定した。
しかしながら、イスラエル内閣はエジプトでの協議に代表団を派遣し、「イスラエルが受け入れられる条件で合意に達する機会をつかむ」と明らかにした。
動画は停戦案の受け入れ発表を受け、歓喜するパレスチナ人の様子。
コメント