「太陽は3日間で4つのきわめて大きなプラズマ雲を地球に向けて放出した。そのうちの一部は途中で結合してさらに大きな物体となり、計算では、11日に地球の磁場に衝突する」
ボガチョフ氏によると、ピーク時の磁気嵐のレベルは少なくともG4.33(レベル4、強い磁気嵐が衛星測位や無線通信に影響を及ぼすおそれがある)になるが、2005年以来およそ20年ぶりにレベル5に達する可能性は15%だという。
5月8日から9日にかけて、太陽で最大規模のXクラスの太陽フレアが6回発生した。現在、フレア強度は10段階評価で約 9.8 。今後2~3日でフレアのエネルギーは減少に向かうという。ボガチョフ氏は、地球では12日までさまざまな強度の磁気嵐が続く可能性があると強調した。