国連総会でパレスチナ加盟支持の決議案が採択、イスラエル大使は国連憲章をシュレッダーで細断

国連総会ではパレスチナ の国連加盟を支持する決議案の採決が行われ、ロシアや日本など143か国が賛成したのに対し、反対は米国やイスラエルなど9か国にとどまり、賛成多数で決議は採択された。
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採決を前に演説したイスラエルのエルダン大使はイスラム主義組織「ハマス」をナチス・ドイツにたとえたほか、テロ組織に国家の権利を与えるものだと非難。この決議案を支持することは国連憲章を踏みにじることだとし、小型のシュレッダーを取り出して国連憲章が書かれた紙を細断した。
国連総会に提出された決議案は、「オブザーバー国家」の地位にあるパレスチナ(イスラエルは1948年以降、正式な加盟国)について、国連への正式加盟に向け安全保障理事会で協議するよう、求めるもの。
ただし、国連への加盟には安保理の勧告決議が必要であり、安保理では米国が拒否権を発動できることから、現時点で実現の見通しは立っていない。
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