BRICS暗号通貨の発行で、米ドルは大暴落 「金持ち父さん」ロバート・キヨサキ氏が警鐘

『金持ち父さん 貧乏父さん』の著者として有名な米国人投資家、実業家のロバート・キヨサキ氏は、BRICSが金兌換性のある、独自の暗号通貨を発行した場合、米ドル暴落の危険性が極めて高いと警告を発した。キヨサキ氏はX上の自身のアカウントに書いている。
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キヨサキ氏は南アフリカ滞在中に、BRICSが金兌換性を持つ暗号通貨をじきに発行するという噂を再び何度も耳にしたという。

「BRICS諸国が金兌換を持つ、国家間暗号通貨を発行すれば、不換紙幣の米ドルは何兆ドルもの偽札になって、米国本国へとなだれ込み、ハイパーインフレを引き起こす。これが最終的に米ドルを破壊するだろう」

これに加え、米国政府の債務が不断に増え続けていることが問題を悪化させており、米ドルを死に追いやっているとキヨサキ氏は指摘している。

「一番いいのは純金、純銀、ビットコインを今、買っておいて、米ドルの崩壊から身を守ることだ」

米ドルの下落については、キヨサキ氏は今までに繰り返し警鐘を鳴らしてきており、3月には投資家らに対し、米ドルを捨て、ビットコイン、金、銀に投資するよう促していた。
BRICS加盟のブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ共和国は、すでに2019年の時点で統一の暗号通貨を発行する可能性について初めて言及していた。今年3月、アナトリー・アントノフ駐米ロシア大使はスプートニクからの取材に、BRICSはやがては暗号通貨またはブロックチェーンを基にした新たな決済システムに移行しうると語っていた。
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