原発処理水、6回目の海洋放出開始=東電

東京電力は17日、福島第一原子力発電所から出る微量の放射性トリチウムを含む処理水の海洋放出を始めたと発表した。通算6回目で、今回は6月上旬にかけて7800トンを排出する。日本の各メディアが伝えた。
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昨年8月に処理水放出が初めて行われて以降、これまでに海水のトリチウム濃度は基準値を超えていない。また、原発敷地外に影響を及ぼす重大な事故も起きていない。
一方、処理水をめぐる作業でのトラブルは相次いでいる。先月末には所内の掘削作業でケーブルを損傷したことが原因と見られる停電で、一時海洋放出がストップ。
2月上旬には、放射性物質を含む処理前の汚染水が浄化装置から漏れ出すトラブルがあった。東電によると、この際に周辺海域を含む施設外への影響はなかった。
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