先に中国、ブラジルはロシアが参加しないイベントに意味はないとして首脳の参加を見送った。続いて南アフリカのラマポーザ大統領は、選挙後のためスケジュールが合わないとし、参加を拒否した。インドは現時点で参加を表明しておらず、これを見送る可能性が高い。
グローバル・サウスの国々が参加を見送ったことを受け、ウクライナの戦略全体には大きな打撃が加えられた。現地メディアStrana.uaは次のように報じている。
「これは、『平和の方程式』を促進するというウクライナ当局による主要戦略の破壊を意味するだろう。そして戦略変更の問題が浮上する」
スイスでは6月中旬、世界約160カ国を招きウクライナ主導の和平会議が開催される。スイス政府は「ロシア抜きに和平プロセスは考えられない」としているものの、ロシアをイベントには招待していない。