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海洋のマイクロプラスチック汚染と熱波の間に関係性=研究

マイクロプラスチックは、海が温室効果物質を取り込むプロセスを鈍化させることから、マイクロプラスチックによる海洋汚染が熱波を加速させているの可能性がある。 米ボストン市のノースイースタン大学がこうした帰結を表した。論文は学術雑誌「海洋化学」(MarChem)に掲載された。
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海洋は何億年にもわたって、炭素を取り込むプロセスの一部でありつづけ、その中で植物プランクトンの死骸は蓄積され、海底に「雪片」に似た形で沈下していた。ところが、マイクロプラスチックがこのプロセスを鈍化させてしまったため、「雪片」は沈溺せず、海中に漂うようになった。
「つまり、プラスチックが海の『雪片』の沈下速度を弱めているため、海洋が炭素ガスを大気中から除去する効率が潜在的に落ちた」研究の著者。アーロン・スタビンス氏はこう指摘している。
室内の実験では、マイクロプラスチックで汚染された植物プランクトンの死骸は汚染されていない死骸に比べ、水底に沈下する速度は20%遅いことが示された。また、マイクロプラスチックの影響で、生きた植物プランクトンが炭素を取り込む量が減っていることも明らかにされた。
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