農林中央金庫は出資者であるJAなどと具体的な協議を進めるという。農林中金は米国債を中心に外国債券の運用を拡大してきたが、米国の金利上昇による影響などで金利が低かったときに購入した債券の価値が目減りしていた。この結果、債券の含み損が大きく膨らみ、2025年3月期の最終利益が5000億円規模の赤字に陥る見通しになったという。このため、資本増強によって財務の健全性を確保する必要があると判断し、収益性が高い資産への入れ替えを行う模様。