地球平和監視時計リセット 米国の臨界前核実験受け

米国が14日に臨界前核実験を実施したことを受け、広島市の原爆資料館では最後の核実験からの日数を表示する「地球平和監視時計」の表示がリセットされた。これまでは「976日」と表示されていたが、「5日」となった。
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報道によると、 米国が2021年9月16日に臨界前核実験を実施してからの日数を示す「976日」と表示されていたが、米国が今月14日に臨界前核実験を行ったと発表したことを受けて19日正午、日数の表示がリセットされ、「5日」となった。
表示を切り替えた原爆資料館の石田芳文館長は、G7サミットが広島で開催された際にバイデン米大統領が原爆資料館で「世界から核兵器を永久になくせる日に向けて共に進んでいきましょう」と記帳したことに言及し、このバイデン氏の「メッセージの真意がどうだったのか、疑問に思わざるをえない」と述べ、「サミットから1年のきょう、時計の表示を変えなければいけないことは非常に残念だ」と語った。NHKが報じた。
また、米国の臨界前核実験の実施を受け、広島、長崎の両市長らは18日、バイデン大統領とエマニュエル駐日大使宛に抗議文を送った。
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