衝突の貨物船がついに撤去 米ボルチモア

3月に米東部ボルチモアで橋に衝突し、崩落させたコンテナ船が、事故から約2ヶ月が経った20日、ようやく現場から撤去された。
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この貨物船はシンガポール船籍の「ダリ号」で、スリランカに向けてボルチモアから出港したところ、事故を起こした。この日はタグボートで牽引され、近くの岸壁まで移送された。
事故は3月26日に発生。米運輸省によると、橋を走行中の自動車に乗っていた6人が死亡した。事故で貨物船の出入りができなくなったことで、経済的損失は1日あたり2億ドル(約300億円)とも推計されている。
4月末には、事故後初めてとなる大型貨物船が出港し、一部通行再開。橋の残骸の撤去も順次行われており、完全な復旧は5月末を見込む。また、新たな橋は2028年末にも完成するという。
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