東部戦区によると、軍事演習は23日と24日の2日間行われる。陸海空軍とロケット軍などがパトロールを行うほか、合同で作戦の実行能力を検証するという。東部戦区の報道官は軍事演習の目的について次のように説明している。
「これは『台湾独立』の分裂勢力が独立を企てる行為に対する強力な戒めであり、外部勢力による干渉への厳重な警告だ」
加えて中国海警局は23日、福建省に近い台湾の2つの離島周辺海域で総合的な訓練を行い、パトロールや緊急対応能力を検証すると発表した。
中国側の発表について、台湾国防部はサイトに声明を発表し、「理性がない挑発、地域の平和と安定を破壊する行動だ」として反発した。さらに「口実を設けて軍事演習を行うことは、台湾海峡の平和と安定に役立たないうえ、横暴な本質をはっきりと浮かび上がらせている」と中国軍を非難した。
中国軍による演習については日本の林官房長官も反応した。kは午前の記者会見で次のように発言した。
「台湾海峡の平和と安定は、わが国の安全保障はもとより、国際社会全体の安定にとっても重要であり、引き続き中国側に直接しっかり伝えるとともに、アメリカをはじめとする同盟国や同志国と緊密に連携しながら、各国共通の立場として明確に発信していく。両岸関係の推移をしっかり注視し、外交努力を続けていく」
台湾国防部によると、中国軍への対抗として海軍、空軍、陸軍の部隊を派遣したという。