UBSグローバルファミリーオフィスが毎年行っている世界の富豪を対象にした調査の最新版では、米富豪の73%が「増税」を懸念していると答えた。だが、「地政学的紛争」と答えたのは55%にとどまった。東南アジアの富裕層でも同様の傾向がみられた。
また、近年で最悪の情勢悪化がみられる中東の富豪らで「紛争」を挙げたのは半数未満で、57%の「金融危機」を下回った。欧州では「紛争」が71%で、次に「気候変動」が続いた。全体では「紛争」との回答が最も多かった。
調査は世界の富裕層320家を対象に行われた。彼らの保有資産は平均で26億ドル(4074億円)。