【解説】米国がケニアを懐柔しようとするのはなぜか

先にケニアのルト大統領は米国を国賓訪問した。米国を公式訪問したアフリカの指導者としては、2008年以来初めて。ジョー・バイデン 米大統領はホワイトハウスで自らルト大統領を出迎えた。スプートニクはなぜ米政府が東アフリカの国、ケニアを手なずけようとしているのかを分析した。
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ケニアは今日、米軍が東アフリカ全体で作戦を展開する上で最も重要な拠点となっている。ケニアに駐留する米兵の数は1000人に達する。
ニジェールやチャドを含む他のアフリカ諸国が米軍を追放し始めてから、在ケニア米軍基地の重要性は特に高まった。
さらに米国はケニアをサハラ以南のアフリカにおける最初の主要な同盟国(NATO非加盟)に指定する計画を立てている。その結果、ケニア政府は優遇融資、米製兵器の備蓄、共同訓練の新たな機会を獲得し、一方の米国はアフリカにおけるプレゼンスを拡大するチャンスに恵まれるというわけだ。
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