G7議長国のイタリア、ロシア産プラチナとガスの輸入量でEU最大に

イタリアは3カ月間の停止を経て、3月にロシア産プラチナの輸入を再開した。欧州統計局のデータで明らかになった。
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イタリアは2023年12月にロシア産プラチナの輸入を停止していたものの、3月には輸入を再開し、輸入量は980kg(3260万ドル相当)に達した。これによりドイツを追い越し、EU最大の輸入国となった。ドイツはここ数ヶ月、毎月480kgのプラチナをロシアから輸入している。
ロシア産プラチナの輸入量は香港が最大(1億4000万ドル)、2位が中国(1億700万ドル)、3位が米国(9400万ドル)だった。
イタリアはロシア産天然ガスの輸入量も増加させ、その量は2023年2月以来で最大となった。EUへのガス供給量は2.3%増の11億4000万ユーロ。3月に最も購入額を増やしたのはイタリアで、2.6倍の2億3850万ユーロとなった。これは2023年2月以来、最高額(2億8200万ユーロ相当)。その結果、イタリアはロシア産ガスの最大輸入国となった。
そのほか、スペインも輸入額を1.7倍の1億9,600万ユーロに急増させた。輸入額3位はハンガリーで、1億7400万ユーロとなった。2月の主要な輸入国は多い順にフランス、ハンガリー、スペインだった。
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