G7財務相・中央銀行総裁会議が閉幕

G7財務相・中央銀行総裁会議は25日、共同声明を採択して閉幕した。日本財務省が声明を公表した。
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共同声明の要旨:

世界経済の見通しと進展

世界経済の見通しは引き続き、地政学的緊張の悪化のおそれやエネルギー価格の変動を含む様々なリスクにさらされている。
政策努力は、技術革新、公正なグリーン及びデジタルへの移行の促進、その他の政策的な優先事項に引き続き焦点を当てる。
我々の労働者、産業及び経済的強靱性を損なう中国の非市場的政策及び慣行の包括的な利用について懸念を表明する。

ウクライナ支援

ロシア自身がウクライナにもたらした損害を支払うまで、我々の管轄下にあるロシアの国家が有する資産を引き続き動かせないようにしておくことを再確認する。
金融セクターの課題
世界経済の見通しへの様々なリスクを踏まえ、金融の安定及び規制上の課題に継続的に焦点を当てることが、金融システムの実効的な機能の確保のために引き続き不可欠であることを再確認する。

人工知能

経済社会に対するAIの潜在的に変革的な役割を認識する。
AIの経済的な潜在力や人間中心のアプローチを維持し、ウェルビーイングを向上させつつ、生産性と成長の向上にAIをどのように活用するかについての議論を進める。
G7はまた共同声明の中で、ロシアの収入源に対する制裁を継続し、ロシアによる制裁回避を手助けする金融機関の動きを封じ込める意向を表明した。
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