朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は29日、金総書記が軍事偵察衛星の開発などを担う国防科学院を28日に訪れて演説したと報じた。
この中で金総書記は27日に4回目となる軍事偵察衛星の打ち上げを行ったものの、新型ロケットが空中爆発して失敗したことについて初めて言及し、1段目のエンジンの異常で自爆システムが作動したと明らかにした。ただし、軍事偵察衛星の保有は米国の「軍事的挑発」に対抗する上で欠かせないとし、再び打ち上げを試みる姿勢を強調した。
北朝鮮は2024年、3基の軍事偵察衛星を打ち上げる計画を示しており、5回目の打ち上げ時期を慎重に検討していく模様。