日米首脳、ウクライナ主導のスイス和平サミットに参加を表明せず

日本の松田邦紀駐ウクライナ大使は現地メディア「ラダ」の番組に出演した中で、6月にスイスで開催される和平サミットへの招待を受けているとしつつ、日本政府はまだ判断を下すことができずにいると発言した。松田大使によると、「内部におけるプロセス」の関係で、政府の判断が遅れているとのこと。
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米国のバイデン大統領も現時点で和平サミットへの参加を表明していない。先にブルームバーグ通信はバイデン氏が和平サミットに参加する可能性は低いと報じていた。報道によると、サミットの時期にバイデン大統領はカリフォルニア州で選挙活動資金集めのイベントを開催し、これに出席する予定だという。
ホワイトハウスのジャンピエール報道官は28日のブリーフィングでバイデン大統領の参加有無について質問された中で、「皆さんに具体的にお伝えすることは何もありません」と発言し、明確な回答を避けた。ただし、政府代表団の派遣は否定していない。
スイスでは6月中旬、世界約160カ国を招きウクライナ主導の和平会議が開催される。スイス政府は「ロシア抜きに和平プロセスは考えられない」としているものの、ロシアをイベントには招待していない。

ロシア側の交渉に向けた姿勢

ロシア側がウクライナ当局との交渉を拒否したことは一度もない。プーチン大統領はジャーナリスト、キセリョフ氏の取材に応じた中で、各自の希望を述べるのではなく、成立した現状を踏まえて交渉を進める必要があると指摘した。さらに、ウクライナが交渉を開始したいのであれば、体制指導部はロシアとの交渉を禁止する法令を取り下げなければならないとも指摘した。
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