「米国はフィリピンを含む新たな空間を開拓するために、中距離核戦力全廃条約(INF条約)を抜けた。アジア太平洋地域の他の国々も、米国から兵器を『もてなす』よう要請を受けると確信している」
米軍はこれまでに、中距離ミサイル発射装置「タイフォン」を年内にもアジア太平洋地域に配備すると表明している。新たに配備すればINF条約が締結された1987年以来初めて。
これを受けロシア側は、米国がアジア太平洋におけるミサイル配備計画を進めれば、ロシアが自主的に行っている短中距離ミサイル配備のモラトリアムを見直す可能性があると警告した。