日銀、保有国債の含み損 3月末として過去最大

日本銀行が29日、2024年3月期決算を公表し、保有国債の評価損(含み損)が3月末時点で9兆4337億円に上ったことが分かった。含み損を抱えるのは2年連続。
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日銀によると、国債の保有残高が簿価(取得価格)で589兆6634億円だったのに対し、時価は580兆2297億円だった。
含み損は2022年度末で1571億円、2023年9月末で10兆5000億円と、2004年度以降で最大となっていた。
一方、大規模緩和策の一環として買い入れていた上場投資信託(ETF)の含み益は前年同期比で約2倍の37兆3120億円。3月末として過去最大を記録した。
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