高浜原発3、4号機 60年運転を認可=原子力規制委員会

原子力委員会は29日、来年に運転開始から40年を迎える関西電力高浜原発3、4号機について、運転期間の20年間延長を認可した。日本の各メディアが伝えた。
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原発の運転期間は原則40年だが、規制委の認可があれば最長20年間延長し、60年運転が可能となる。
60年運転が認められるのは全国で7、8基目。これまでに認可されたのは関西電力高浜原発1、2号機、美浜原発3号機(福井県)、日本原子力発電東海第二原発1号機(茨城県)、九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県)となっている。
政府は20年間の延長は極めて「例外的」としていたが、これまでに申請があった4原発8機はすべて認可。
岸田政権による「グリーントランスフォーメーション脱炭素電源法」によって、来年からは60年を超えた運転を可能にする新制度が始まる。規制委の審査などによる運転中止期間などを、運転期間から除外して数える。新制度ではこれまで認可を受けた原発も改めて審査と認可を受ける必要がある。
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