「グルジアと米国の関係は本当に見直す必要がある。我々はこの件について米国の大使と話し合った…前大使の条件下では多くのことが台無しになったので、グルジアと米国の関係は改善され、修正されなければならない」
続けて首相は、米国の資金提供を受けたNGOが革命を起こそうとしていると述べた。
「米国などから資金提供を受けたNGOが政府の退陣を要求して革命の舞台に立った。[…]革命の試みは2回あり、過去数週間で3回目の試みがあった」
先にブリンケン米国務長官はグルジア議会に「外国の代理人」法案が提出されたことを受け、グルジアとの二国間協力を包括的に見直し、ビザ制限を導入すると発表した。グルジア与党は米国の決定について、滑稽かつ前例のないものだとし、脅迫政策は戦略的パートナーシップに反していると指摘した。
グルジア議会では5月28日、7時間に及んだ議論の末、「外国の代理人」法案に対する大統領の拒否権が覆され、同法案は原案で採択された。84人の議員が賛成票を投じ、4人が反対票を投じた。この法律を巡っては首都トビリシと主要都市で1カ月半にわたって街頭抗議活動が続いたほか、米国や欧州連合が制裁で脅迫していた。