スプートニク通信が欧州統計のデータをもとに計算したところによると、最も輸出を拡大したのはキプロスで、13%増の1560万ユーロとなった。その大半(1520万ユーロ)は船、ボート、ヨットとなっている。
2位はポルトガルで、輸出額は7%増の2450万ユーロに達した。ポルトガルは主に、飲料と調味料(22%)、原子炉とボイラー(18.9%)、靴(11.3%)などをロシアに輸出した。
3位はアイルランドで、5%増の1億3650万ユーロとなった。主な商品は無機化学(38.6%)、医薬品(36.9%)、光学機器(10%)となっている。
一方、輸出の減少率が最も顕著だったのはマルタで、97%減で3800ユーロにまで下落した。マルタは主に動物を輸出していた。
また、ドイツはEUにおけるロシア最大の貿易相手国であるものの、輸出の減少額では最大規模となった。第1・四半期の輸出額は前年同期比で32%減の19億ユーロとなった。ドイツは主に医薬品(26%)、原子炉とボイラー(14%)、光学機器(10%)を輸出した。