西側が信じるのは西洋文明のみ だからBRICS内には欧米がいない=ドゥーギン氏

BRICSが文化の対話を象徴しているのに対し、西側は西洋以外の文化や文明は存在しないと主張している。西側が今のところBRICSの外にいるのはこれが理由だ。ロシア人哲学者のアレクサンドル・ドゥーギン氏は、「サンクトペテルブルク国際経済フォーラム(SPIEF)」で開催中の専門家フォーラム「新たな世界秩序の模索におけるBRICSの役割」の中でこう語った。
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「BRICSについて語るとは、このまったく新しい多極モデルについて語ることだ。つまり、BRICS諸国はこの(欧米の)覇権に、この人種差別的な植民地主義に反対しているのだ」
ドゥーギン氏
ドゥーギン氏はBRICSを「異質なもの同士の結束」と呼び、各国間には多くの矛盾が存在するものの、BRICSのメンバーは伝統的な価値観を土台にして文明を構築しており、それが彼らを結束させていると指摘した。ドゥーギン氏は、それに対して西側諸国は「伝統に反した価値観」を押し付けようとするだけだと指摘している。
ドゥーギン氏は、BRICS加盟国は自国の文化を相手に押し付けようとしないだけでなく、相手国の価値観を尊重していると語っている。
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