NHK、重要文化財を破損 番組撮影中

NHKは10日、香川県琴平町にある国の重要文化財「旧金毘羅大芝居」を、番組撮影中に破損したと発表した。
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プレスリリースによると、5月24日に旧金毘羅大芝居で撮影中、カメラマンが花道から転落。升席を仕切る木製の角材の一部が破損した。けが人はいなかった。
関係者に謝罪し、町を通し関係機関に報告。一般公開や公演にも影響はなかったとしている。NHKは「貴重な文化財を破損し、深くお詫びします。改めて文化財の保護を徹底してまいります」とコメントを出している。
旧金毘羅大芝居は現存する日本最古の芝居小屋で、1835年に完成。1970年には国の重要文化財に指定された。
一昨年にはNHKが子会社に発注した工事で、「熊野古道」の一部の国史跡「高野参詣道女人道」で階段や路肩を破損。また、昨年には「朝ドラ」の撮影で、築370年以上の国の重要文化財「百済寺本堂(滋賀県東近江市)」の一部を破損している。
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